とりあえず仏検・独検ともに受かってました。よかったよかった。
仏検は120点満点中の81点で、今回の合格基準点の74点を少し余裕を持ってパスできました。合格基準点は思ったよりも高かったですが、なんとか不安だった記述式の問題で49点満点中34点もとれたみたいです。最終的には全体で三分の二以上の点を獲得できたから、まずまずかな。
で、二次試験は去年と同じく来月末にあるそうです。2級の時は普通の日常会話をするだけで良かったのですが、今回は試験官の前でフランス語で3分間、社会的・政治的なトピックについてのスピーチをしなければならないらしいです。はてどこまでまともに喋れることやら。
独検の方は100点中80.58点で、こちらは合格最低点の51.08を大幅に超えました。にしても今回の合格最低点は他に類を見ないくらい低いですね。まあともかくこちらはほぼ予想通りの点だったので安心。
そういえば今回仏検と独検を受けて、合格点の変動があることってどうなの、と思いました。そういえば英検もそうですね。露検は全科目60%以上で固定されていますが。おそらくは毎回全く同じ難易度の問題を作るのには無理があるから、受験者の点数の分布を元に毎回合格点を変えているのでしょうが、この方式で果たして本当に良いのでしょうか。
確かに、かなりの数の受験者がいる語学検定なら母集団の語学力はそんなに変動しないだろうから、その点この手法の方が正しい数の合格者を選ぶことができるのかもしれません。ただ、別に問題の難易度が必ずしも点数に直接影響するとは思えません。例えば、自分なんかは科学の分野の英語は読むのは得意でも政治になった途端わけ分からなくなったりします。ロシア語やフランス語でも未だに専門的な文章を読むのには手を焼きます。それらのことを考えると、むしろ合格点を固定させてもいいと思います。得意な分野の文章が出てきて合格したらラッキー、不得意な分野の文章が出てきたらまた次頑張ろう、みたいに。実際、アメリカの大学に入るのに使われるTOEFLやSATは複数回受験するのが当たり前らしいですから(もっともこちらは点数式のテストですが)。
このように実施する度に合格点が変動する語学テストは日本以外にあるのでしょうかね。ロシア教育科学省認定のロシア語検定(ТРКИ)やフランス国民教育省のフランス語検定(DELF・DALF)はいつも固定されていますが。
にしても不思議なのは、どうやって合格者の割合を決めているかです。仏検の場合、1級は10%、準1級は20%、2級は30%、準2級は50%ぐらいになるように調整されてますが、誰がどうこの足切りの基準を決めたのやら。
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